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Frye's Measure Mill

アメリカを代表する、間違いなく世界一のシェーカーボックスメーカー。

アーリーアメリカンな世界を残している東部ニューイングランド地方のニューハンプシャー州

ウィルトンの山奥に存在し、創業1858年の歴史ある工場は、現在アメリカの史跡とされている。

工場の横を流れる川の水力を利用して機械を作動させている。

アンティークな機械は現役で、大木のカッティングからいくつもの工程を経て、
伝統工芸品というべきシェーカーボックスが次々に生み出されている。

写真は1990年に訪れた時に、3代目社長のハーレイ・サベージ氏が、

製作工程の一部を自ら実演してくれたものです。




“シェーカーボックスについて”
1774年、たった8人の仲間とアメリカに渡ったシェーカー教徒は、創始者アン・リーのもと、独特な信仰にて自給自足の集団生活を送った団体でした。
彼らは自分たちの手によって、共同生活をするための道具として、さまざまな家具を製作しました。
テーブル、イス、カップボードなどすべてに通じる概念として、また信仰により、彼らは、一切の虚飾を徹底的に排除したのです。
その結果生まれたのが、非常に簡素な曲線と均整のとれた形で、機能美を発揮した、そのデザイン性は高く評価されるようになりました。
シェーカーボックスは、このような流れから生み出された伝統工芸品のひとつです。
日本で言えば、「入れ子」のようなもので、もともと食料の貯蔵箱として利用されてきました。
その歴史は、前述のシェーカー教徒以前の、1600年代ヨーロッパ人の移住時代にさかのぼり、ヨーロッパ文化の影響を受けつつ、1700年代の開拓時代には、貧しい暮らしのなかで、大変重宝な生活品(食品箱)として使用され、代々受け継がれていったわけです。
そして、人々の生活に少しでもゆとりが出てくるに従って、書類や布など身の回りのものの収納箱としても
活用されるようになりました。
材質はメープル(楓)とカバ材を使用しています。
100年もののアンティークのシェーカーボックスは、一時8000ドルで取引されるほど、そのデザイン性と熟練の技術による工芸的価値が認められ、現在に至っています。

   オーナーのサベージ氏実演  
   アンティークな機械は現役で活躍してます。


工場の横を流れる川の水力を利用して発電しています。


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